藤井さんはじめまして！本日は宜しくお願いします。
早速ですが、藤井さんの『hassh.in』を教えてもらえますか？

自分達の街は自分達で考えて生活しやすい街をつくりたいというのが私の『hassh.in』です。

昔は中心市街地に人がいっぱい来てにぎわっていましたが、最近は減少傾向にあります。全国的に見ても地方の商店街の来街者は右肩下がりで、潰れるところもでてきています。市街地の拡大に伴い、郊外型の大型店舗が出来たことが原因の一つです。

私は不動産賃貸・管理業をしています。商店街内に弊社の物件があり、このままではテナントが入らなくなるとの思いから、商店街の魅力向上が弊社のためになると考え、商店街振興組合の活動に参加することにしました。

ーー都市計画でどのようにデザインして、魅力ある中心市街地にするのか。

昨年度は商店街の道路上でオープンカフェを実施するなど様々なイベントを行いましたが、活動をして思ったことが、商店街内のイベントも大事ですが、面として中心市街地全体のことも考えなくてはならないということです。

例えば府内町側の一方通行問題。分かりづらくて来街しにくい。駐車場問題は駅ビルが出来ることにより、更に中心市街地に駐車場が必要になるといわれていますが、無計画に増えているので街の中が虫食い状態になり買い物がしにくいなど。やはり、商店街通り沿いに駐車場があるとにぎわっているように見えません。

それらを改善するには「都市計画でどのようにデザインして、魅力ある中心市街地にするのか。」ということになるので、大分市と関わって、商店街として色々要望をだしていくという話になります。

藤井さんの今後の取り組みを聞かせてもらえますか？

「物件にどのテナントを入れるか？」も重要なまちづくりになると考えています。
何も考えずにテナントを入れると居酒屋ばかりで夜の街になり、昼はシャッター街になってしまいます。今後は商店街のビルオーナーと連携をとれる環境作りをしていきたいと思っています。

「弊社の空き物件をいかになくすか。」を考えていたら、商店街の活性化、更に中心市街地のまちづくりまで話が発展していきました。やはり自分達の街は自分達で盛り上げて行きたいですね。

府内町にオシャレなお店がいっぱいあり、楽しいイベントもあって、どんどん魅力的になっていると感じます。
取り組む中での、楽しい事・面白い事を教えてもらえますか？

人との繋がりですね。関係が広がっていくのが楽しいです。
このまちづくりに関わらなければ、私のやっていた仕事自体は本当に狭い世界だったと思います。
組合業務で商店街のお店の方々との交流もできましたし、行政の方とのやり取りも出てきます。また、まちづくり関係のイベントや勉強会などに参加すると、いろんな商売をされている方と出会えたりもします。しかも皆さんアツい方が多くて、すごく楽しいんですよ。
「そういう人との繋がりが生まれた。」という事が、私の中でありがたい事ですし、ワクワクしますよね。
そんな人達が集まって、大分の中心市街地も活性化させて魅力的な街にしたいですね！

アツい人達で作り上げる大分のまちづくり、すごく楽しみですね！
そんな藤井さんを支えている、原動力を教えて下さい。

うーん。使命感ですかね。
ずっとここで不動産業をさせてもらっているので、ノータッチっていうのは一番嫌だと思っていました。「この場所に居るんだったら、率先して関わっていかないと！」という気持ちですね。
ちょっと前まではサラリーマンだったので地域貢献とかしたことなかったのですが(笑)
今は地域に関わるのが仕事の一環になっているので、そしたらどんどん使命感になっていきましたね。(笑)関わるなら、とことんまで関わりにいく。使命ですね。

会社の業務として取り組んでいた事が、いつしか「府内五番街をもっと良くしていきたい！」「大分の街を魅力的にしていきたい！」と、大きな取り組みに成長し、その夢をこれから実践していこうとアツく語ってくれた、藤井さんでした。

次のhassh.inは誰でしょう？

次回の「hassh.in」は、昼はランチ！夜は酒とジャズの生演奏！藤井さんも常連のジャズカフェ酒場「 アルファ」のオーナー兼ジャズミュージシャンの深田さんです！