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#4 田部印良品を提供し続ける、ガーデンスペシャリスト


プロフィール

氏名 田部 光昭(Mitsuaki Tanabe)
職業 デザイナー

LOAM 代表

外構造園業界歴17年のエクステリアプロデューサー兼、グラフィックデザイナー。ガーデニングからランドスケープまで幅広くプロデュースし、グラフィックデザインも得意としている。そのセンスから提案される庭の数々は『デザイン性』はもちろん、完成後の『楽しみ』まで考えられた、一種のアート作品にさえ感じられる。
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田部さん、はじめまして!本日は宜しくお願い致します。
玄関の「BArRack 01」というのは?

よろしくお願いします。「BArRack 01」ってこの建物の名前なんですよ。
大家さんには大変失礼な話なんですが、「ほったて小屋」や、「仮設住宅」っていう意味なんですが、名付けてみました。
今後、増やしていきたいと思って、「01」って付けてます。

見晴らしが良くてオシャレなオフィスですね。「床が芝」って斬新で一気に雰囲気が変わりますね。
ではまず、そんなLOAM 代表 田部さんの「hassh.in」を教えて下さい。

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今は、庭をやってますね。庭をアツく!自分なりの感性で作っています。
他には色んなデザインなども依頼があればやっています。デザインは元々勉強していたし好きなので、友達から色々教えてもらってます。

前回のインタビューさせてもらった、ヨシダさんのご自宅の「もみじ」も田部さんの作品だとお聞きしましたが。

そうなんですよ。植える場所を見せてもらった後、山に行っていい感じの木を探してきて、自分で剪定をして整えた後、こだわって植えました。
剪定は技術もいるので、今まで職人さんにお願いした事もあったんですが、自分の思い通りのイメージにならない事もあったので、「だったら自分でやっちゃえ」って感じで、やっていますね。

他にも『ART PROJECT OITA 2013「循環」at フンドーキンマンション』にも出展されていたと伺いましたが、その時はどういった経緯で?

某ショップのオーナーさんと一緒に参加したんですよ。
オーナーさんのワル乗りというか、飛び入り参加だったんです(笑)
その一室にベランダがあって「緑関係はアイツ(田部さん)にやらせよう!」みたいな感じで声が掛かったんですよね。
最初はチョット忙しかったから、「行けそうにないなぁ」と思ってたんですが、いざその場所に見に行ってみると、雰囲気が凄く良くて「僕も何かしたい!」と、テンションが上って、参加しちゃってましたね。

「緑=田部さん担当」ってなっているんですね!今のお仕事をされるきっかけってなんだったんですか?

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そうですね。外構造園の会社に14年間勤めていまして、ずっと設計をさせてもらっていたので、やっぱり詳しくなりますよね。
20歳の頃、入社当時、本当は建築の設計がやりたかったんですけど、会社に「空きがない。」っていわれまして・・・。
造園部門のデザインがこれから忙しくなるから、やってみないか?といわれ、「確かにそうですね」といったのがきっかけですね。
元々デザインはやれたので、とりあえず「緑」から、手を付け始めました。
環境から始まって、何かを作れればいいなというのがスタートです。
まぁ、成り行きですね(笑)

——これからの人生真剣に考えた、ターニングポイント。

元をたどると、高校卒業後は専門学校に行ったんですよ。それも大学へ行こうと思ってたのが全部落ちたんで、成り行きで専門学校に行ったんですよ。
2次試験までやると2月とかになってしまうので、それから専門学校を探しても県外で募集しているところって全然なかったんですよね。
結局、大分で探したら「IVY」って専門学校があって、インテリアコーディネート科っていうところにいました。そこで「俺、デザインできるんじゃないの?!」と自信がつきましたね。

そこで田部さんのデザインスキルが磨かれたのですね。

でも高校は普通科の進学校だったんですよ。正直言うと「大学行って遊べればいいな」という感覚で、何故か経済学部を専攻してたんですよ。
大学受験で落ちた時に「俺って全然、何にも考えてないな。」って、初めて人生っていうものを考えましたね。
「18歳の自分はいったいこれから何がしたいんだろう?」
と真剣に悩んだのを覚えてます。
切羽詰まって真剣になって考えながら進んでたら、今の自分になってましたね。
本当に。成り行きです。(笑)

それも踏まえて、今は独立されていますから、いい流れですね!

いやいやいやいやいや!コケながら、そこに辿り着いた感じですよっ。

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田部さんの作品って普通では考え付かなそうな物ばかりですし凄いと思いますっ。
今のお仕事の中で一番楽しい事は何ですか?

今仕事をしていて楽しい事は、イメージよりもっと良い物が作れたりとか、そのイメージがもっと効果的に働いた時。「自分の想像が現実になった時に、予想を超えたモノが出来た感覚」が一番楽しいかな?
予想以上の環境が出来たり、人と人との繋がりや、自分が関わった色んな物が想像以上に良くなっていく所ですかね。それ見たさに頑張ってます。

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田部さんの目標や、夢はありますか?

植物のお店を作って、そこでノンビリ生活できたらなぁと。。

え?今は結構お忙しいと伺ってたのですが?お店まで作って大丈夫ですか?

忙しいけど、週末に自分の作品をお披露目できる場を作りたいんですよ。
本当に自分が作りたいピュアな部分っていうのは中々出しづらいですし、伝わりにくいです。
だから、作品は100%の力で制作して、見てもらい、その良さを分かってくれる人たちが徐々にまた足を運んでくれて、1ヶ月待ち、2ヶ月待ち、3ヶ月待ちみたいな感じになれたらいいなぁって考えてますね。「え〜。仕事したくなぁい。」とか、言ってみたいですね。(笑)

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外構造園のお仕事って、基本的には田部さんのアイデアや設計をお客様に提供するという感じですか?

全然わからないお客様に対しては、ある程度の理想や考えを聞いて、コチラから少し提案をさせてもらったりするんですが、あんまり僕は「自分のアイデアはいいですよー!」とかっていうのが好きじゃなくて、お客様に使ってもらわないと意味が無いんですよね。その人が一番良いと思う物を、僕なりのデザインで使える物に変えてもらう事が一番だと考えてます。
お客様にとって、良いかどうかが重要なので。デザインのゴリ押しとかはちょっと違いますね。
まぁ、気づけば田部カラーに染まってるみたいな感じですかね?

田部さんって絶対モテてますね!「気付いたら田部さんに・・。」みたいな感じですよねっ。勉強になります!続いて田部さんの「hassh.in」の原動力はなんでしょう?

やっぱり家族ですね!奥さんと3人の子供達です。それと、刺激し合える仲間達ですね。
その人達がいるから「僕もやってやろうっ!」て気になります。
家族とアツい想いを持った仲間達に囲まれ、おかげさまで今の僕があります。
やっぱり「人間」につき動かされますね!

お子さん3人もいらっしゃるんですか!?全く見えなかったですっ!
最後に前回取材させて頂いたヨシダさんから、素朴な質問を頂いてますので、回答をお願いします。

—Q.ヨシダさん:田部さんは、今後どうなりたいの?どんな大人になるの?

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A.田部さん:・・なりゆきですから。先の事はわかりません!(笑)

「なりゆきで。」といいつつも、仕事へのポリシーと独特の雰囲気がすごくモテそうな、田部 光昭さんでした!

次のhassh.inは誰でしょう?

次週はずいぶん前にお酒の席で出会い、「将来、一緒に面白い事をやっていこう!」と、切磋琢磨し合ってきた友人の河野 健太郎さんです。

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LOAM

住所 〒870-0883
大分市大字永興11組の1 barrack 01
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