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#6 人と人を繋げて、豊後大野市も大分全体も元気にする


プロフィール

氏名 武藤 伸作(Shinsaku muto)
職業 豊後大野市役所商工観光課 職員
1978年生まれ。大分県豊後大野市出身。
2003年 大野町役場(現 豊後大野市役所)入庁
2011年4月〜2012年3月まで、大分県の観光協会「ツーリズムおおいた」に出向。  
現在は、豊後大野市役所商工観光課で、豊後大野市のPRや観光に携わる。更に豊後大野市と大分県を元気にする為にアツく活動中。

武藤さん、こんにちは!本日インタビューを受けていただいてありがとうございます。宜しくお願いします。早速ですが、武藤さんの「hassh.in」を教えて下さい!

よろしくお願いします。
僕の『hassh.in』は豊後大野市の職員として、豊後大野市と大分県を元気にする事です!

僕にはやりたい事があって、人と人を繋げるお手伝いをしたいと思っています。
人と人が出逢うと、選択肢が増えると思うんですよ。
自分が何かを「やりたい!」と思う時に、自分の中だけで閉じこもって考えるよりも、人との繋がりを増やして、より良い物を作れる選択肢を増やしてあげる仲介役っていう事を、率先してやっていきたいと考えています。

——「良い物」、「良い場所」をさらに良くするきっかけ作り

豊後大野市には、良い物を作ってる人がたくさんいらっしゃるんですよ。
例えばですが、美味しいお茶を作っている生産者さんがいたとして、その人が商品のパッケージに悩んでるんですよね。

その時に、「パッケージなら、デザイナーさんに任せるといいですよ。」とアドバイスをしても、その「デザイナー」さんを知らない。という状態なんです。
「どうやったら、デザイナーさんに会えるの?」という声が帰って来るんですよ。
そこで「ここは繋げていく様にしていかないとダメだ。せっかく良い物が出来ているのに、埋もれていってしまう!」と、思い始めたんです。

だから、この美味しいお茶の良さを引き出して伝えられる、デザイナーさんと、生産者さんを巡りあわせる為にお手伝いをしたいんですよね。
決して、その巡りあわせたデザイナーさんが一番最適か?というと、そうではないかもしれませんが、自己完結するより、もっと良い物を生み出せる人に巡りあわせて行こう!
という取り組みを実施していきたいと考えています。

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そこを武藤さんにサポートしてもらえるのはうれしいですね!その方達でそこからお付き合いがスタート出来る様になりますし。

作っている人が、より良い物を作れて、出来上がった物を、伝わる様に皆さんに見てもらえれば、その変化だけでも全然違って見えてくると思います。
この事に最近気が付いて、「絶対やり続けていった方がいいな。」と思うんです。
そうやって繋げていけたら、みんなが面白くなっていくと思うんですよね。

「人と人を繋げたい」と思われてるのは、武藤さん自身の取り組みとしてされているのですか?それともお仕事としてですか?

それは両方ですね。どちらにしても、大分県の中の「良い人達」を繋げたいっていうのがありますし、大分県を元気にする為に、そういう「良い人」や「良い物」を作る人が増えると、大分県自体がステキになるじゃないですか?

ステキなお土産品があると、県外の人が喜ぶじゃないですか?

そうやって、大分県にステキな「良い物」や「良い場所」がたくさんできる事で、「大分っていい所だな。」と県外の人も思ってくれるし、自分達も思えてくるんですよ。
大分県がそういう所になると、大分に訪れる人も増えるし、大分に注目も集まってくるので、そんな大分を目指していきたいですね。

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豊後大野市って大分県の中でも、一番地味で目立たない所なんですよね。
その一番目立たない所でも、「大分県」に注目が集まると、その中で豊後大野市が輝いていれば、効果的に豊後大野市に人や注目が集まってくれると思うんです。
やっぱり大分県が有名じゃないと、県外の人って来てくれないので、「豊後大野市」はもちろんの事、「大分県」も同時に盛り上げていきたくて、日々考えてます。

豊後大野市だけじゃなく、大分全体も考えて、アツくしようとお考えだったのは、そういうことなんですね!そんな武藤さんの、これからの目標や夢を教えてもらえますか?

豊後大野市や大分県に「行ってみたい!」と、言ってくださる人を増やすことですね!
大分ってご飯とか、凄い美味しいと思うんです。
大分の「湯布院」が身近な例ですが、「湯布院」って物が一つ一つがステキですよね?
そのステキな所をみんなお手本にしたいんだけど、その「ステキな部分」の根本が、何なのかよく解ってないまま、真似をしてしまっている物を目にする事があるんですよ。
せっかく「良い物」が出来てるのにパッケージがよくなかったりして、それが理由で色んな人に選んでもらえない事って多々あると思うんですよね。

そういう所からもっと良くしていって、「良い物」がたくさんあると、「良い場所だなぁ。」となって、「格好良いお店」があると「格好良い場所だなぁ。」と、いう風に思ってもらえる様な場所にしていきたいので、
そういう「物」や「場所」がどんどん増えていく様に、人と人を繋いでいきたいですね。

豊後大野市には、僕も知り合いが住んでいますし、是非これからそういった形でドンドン盛り上がっていって欲しいですね!今の豊後大野市に必要なことって何があると思いますか?

豊後大野市ってマイナーなのに、これまでの観光施策で、他の所と同じ様になろうとしてたんですよ。
例えば僕の印象ですが、豊後大野市が「別府」のような、一大観光地になろうという考え方で観光施策をやってきていたんです。そこを諦める事というか、そもそもそういう土俵じゃないよ。という事を、知るという事が大事だったんじゃないかな?と考えています。

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過去に一生懸命試行錯誤してそういう取り組みをして、失敗してきた積み重ねがあったからこそ、気付けたんですよね。
豊後大野市は豊後大野市なりのやり方じゃないと駄目だという事を、再認識しないといけないと思います。
他の所と一緒の様になろうと思わないという事も大事ですね。

豊後大野市のこれからを定めて、今からどんどんチャレンジしていくんですね。非常にワクワクします!武藤さんが色んな事をしていく上で、楽しいと思う点を聞かせてください。

「豊後大野市といえば!?」と聞いて、すぐに返答がある人って少ないと思うので、逆に色々とやりやすいと思います。
イメージがすぐに浮かぶ「別府」とかって、新しい事にチャレンジするのって豊後大野に比べて難しいと思うんですよ。
そういう意味では、豊後大野市って何をやっても新しいと思いますし、何にでもチャレンジ出来るはずなんです。
みんなのイメージが白紙に近い状態なので、何色にでも染められると思います。
僕の楽しみは、豊後大野市が良い方向に変わっていっていると、実感できる時ですね。

なるほど。そこを感じれたら、もっと楽しくなってきそうですね!
そんな武藤さんのアツい「hassh.in」の原動力を教えてもらえますか?

あえて言うと、『危機感』ですかね?
「今のままじゃダメだ」と思う事が多々あるので。
大分県も豊後大野市もすごく良い所です。そこをもっと魅力的にしていきたい!と、いう想いが、僕を突き動かしてると思います。

では、最後に河野さんから、質問を頂いてます!ご回答をお願いします。

—Q.河野さん:「糸井重里さんにあったら、聞いてみたい事は?ちなみに、いつ会いますか?」

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A.武藤さん:ああ、、僕がずっと憧れている人ですね。。
僕は学生の頃からずっと憧れてて、「いつか会いたい!」って思ってきたんです。が、、僕の友人や知人たちが先に会ったり、一緒に仕事をしたりしていて、僕自身は一度もお会いしたことがない、という。。
そうですねぇ。。あんまり聞きたいことってないんですよね。。では、先日大分にいらしていたので、「大分県の印象は?」っていうのを聞いてみたいですね!)

ちなみにいつお会いしますか?

A.武藤さん:「今でしょ!」
これ、恥ずかしげもなく即答したと健太郎君に伝えてください。
というか、会いたくて会えないというのは、まだそういう憧れの人に出会えるレベルの人間じゃない、ということでしょう。今の僕が。精進します。

豊後大野市や大分県を、盛り上げていく為にアツい想いをもって、日々「良い物」「良い場所」を作る為に人と人を繋いで、新たな事に日々チャレンジしていく、武藤さんでした!

次のhassh.inは誰でしょう?

次回の「hassh.in」は、以前働いていた「ツーリズムおおいた」で、武藤さんの上司としてお仕事を共にされていた、大土井さんです!

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*武藤さんが担当されている「ぶんごおおの巡蔵-めぐるくら-」の様子

豊後大野市役所

住所 〒879-7198
大分県豊後大野市三重町市場1200番地
Web 豊後大野市観光ポータルサイト
おおいた豊後大野ジオパークHP
豊後大野市の酒蔵めぐり「第3回 ぶんごおおの巡蔵-めぐるくら-」
日程:2014年 3/21(金・祝)9:30〜15:30
会場:①緒方会場・・・浜嶋酒造/丹誠酒類(吉良酒造)
   ②朝地会場・・・牟礼鶴酒造
   ③千歳会場・・・藤居醸造
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市内4つの酒蔵のお酒を、試飲できます。おつまみ屋台も出店していますよ!
※JR豊肥線三重町駅から酒蔵を巡る、シャトルバス(1乗車100 円)が出ています。
ぶんごおおの巡蔵 公式facebookページ
※facebookユーザーでない方もご覧いただけます。